Q:日本人学校とはどんな学校ですか? | 基本的には、日本の義務教育課程に基づく教育を行う小・中学校です。文部科学省認定の私立学校で、現地の大使館や日本人会、商工会などが設置して運営しています。 文部科学省より、日本全国の国公立校から派遣される教諭が中心になって授業が行われます。日本国内と同じ検定教科書を使用し、日本語で国内と同等の教育が受けられます。 また、多くの学校では「現地理解」として現地の言語や文化の学習があり、さらに英会話を中心とする英語教育を行っている学校もあります。 小・中学校合わせて10人前後の小規模校から、上海やバンコクのような千人を超える大きな学校まであります。 |
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Q:補習授業校とはどんな学校ですか? | 現地校やインター校に通う日本の子どもたちを対象に、土曜日や平日放課後などに開かれる学校です。 授業科目や日程は学校によって異なりますが、土曜日に国語と算数・数学を開講しているところが一般的です。教科書は、日本国内と同じ検定教科書を使用しています。 多くは現地の日本人会などが運営し、現地採用の教員が指導にあたっています。 生徒数の多いところには、文部科学省から校長が派遣されることもあります。学校の規模が小さいところが多く、保護者にも運営に積極的に協力することが求められます。 |
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Q: 渡航後、海外で使う日本の教科書はどのように入手すればよいのですか? | 毎年4月の新学年を迎えるときに、在留届を出している現地の大使館・領事館で受け取ります。 日本人学校や補習授業校に在籍している場合は、学校を通じて配布されることが多いので、学校に確認しましょう。 |
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Q:現地校入学の際、気をつけることはありますか? | 予防接種が日本より厳しいところが多く、足りないと入学が許可されません。 渡航後、現地で速やかにホームドクターを指定し、母子手帳を持参して入学書類に接種済みの証明をしてもらいます。必要なものが未接種でもすぐに打ってもらえます。 ただ、一度にたくさん接種されてしまうことがありますので、渡航前に調べて日本で接種しておくと安心です。 |
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Q:現地校へ通う心構えはありますか? | 現地校は、「現地語を学習するところ」ではなく、「現地語で学習するところ」という認識を持ちましょう。 学習言語習得までの期間(環境によって個人差があり、通常3~5年)は家庭での学習サポートが欠かせません。 学校の先生にアドバイスをいただいたり、家庭での様子を伝えるなど連携を密に取り、温かく見守りましょう。 |
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Q:インター校を選ぶとき、気をつけることを教えてください。 | 特に中学生から高校生にかけて在学する場合には、米国型・英国型、IB(International Baccalaureate)型など、どのようなカリキュラムでどのような資格が得られるのか確かめましょう。 人気校はたくさんのウエイティングを抱えていることがあり、早めに入学希望の意思を伝えましょう。 |
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Q:赴任地の学校は、いつでも編入できますか? | 日本人学校は日本と同じ学期制を取っており、長期休暇でも職員は学校にいますのでいつでも編入手続きができます。 現地校やインター校は始業時期が日本と異なることが多く、長期休暇の時は全く閉まってしまう学校もあります。休暇等も含めて、赴任地の事情を予め調べてから渡航時期を決めてください。 例えば9月入学の学校では、学年末に当たる5月以降の編入を取り扱っていない場合があり、その時期に引っ越してしまうと子どもが長期間学校に行けなくなってしまいます。 但し、サマースクールや語学学校などが開校している場合もあるので、事前に学校やその地域の教育担当課に問い合わせるとよいでしょう。 |
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Q:赴任地の言葉が話せませんが、授業についていけるのでしょうか? | 英語圏の現地校やインター校では、英語を母語としない子ども向けのESL、EALなどと呼ばれるプログラムがあり、そこで英語のサポートを受けられます。先ずは、ESLで英語に馴染むことです。 生活に必要な言語、そのあとに学習に必要な言語を習得していきますから、はじめのうちは学校の成績にはこだわらずに、現地の暮らしと言葉になれることが先決と割り切って、親子共あせらず取り組みましょう。 |
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Q:現地で子どものお友達ができるのか心配です。 | 先ず、お父さん、お母さんが現地に溶け込み、友達づくりの環境を作りましょう。 家族で地域の行事や活動に参加すると子どもも無理なくその中に入っていけます。 学校でも行事やボランティアなどに親が参加すると、子どもは親の姿を見ることで安心しますし、親も子どもの様子が窺え、クラスメートの親子と知り合うことができます。 子どもが興味のある習い事をすることも、同じような興味を持つ仲間が増えるきっかけになるでしょう。 |
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Q:学校ではボランティアがあるのですか? | アメリカの学校では、ほとんどの親が学校のお手伝いをします。 日本人に人気のあるのは、図書館やメディアセンターでの本の貸し出しや整理です。このほか、リソースセンターでの工作材料の下準備、アルファベットや衣装など教材作り、スポーツデイ(運動会)の手伝いなどがあります。 低学年の場合は、図工の授業で子どもと一緒に工作などをするボランティア、少し慣れてくるとフィールドトリップ(遠足)について行くボランティアもできます。 オリエンテーションのときに、、自分のできることにサインをすると学校から連絡がきます。 |
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Q:現地校・インター校に通学します。日本語の保持はどうすればいいでしょうか? | 幼稚園から小学校低学年までの間は、母国語である日本語自体がまだ確立していません。 現地校に早く慣れようと自宅でも英語ばかり使っていると、日本語をどんどん失ってしまいます。 自宅では日本語で会話をするように心掛け、日本語のテレビ(DVD)や本に親しむようにしましょう。 小学校高学年から中学校、高校にかけては、日本語の語彙を増やすためにも、会話はもちろん、積極的に読書をすることをお勧めします。本は、成長に合わせて子どもの本からジュニア向け、大人向けなど、さまざまなレベルのものを用意しておきましょう。 参考図書一覧をご参照ください。 補習授業校は、同年代の友だちと日本語で遠慮なく会話ができる場です。日頃、家族以外に日本語で話す相手のいない環境なら、生きた日本語に接するまたとないチャンスです。補習授業校が図書室を持っているところもあり、また日本人学校校舎を借用している場合には日本人学校の図書室の本を借りられるところもあります。 |
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