自身の体験を
個人のものとして終わらせない。
1983年10月「帰国子女の会 フレンズ」として発足した、海外在住体験のある母親たちによるボランティア団体です。2002年10月に現名称「フレンズ 帰国生 母の会」と改称しました。
海外や帰国後の体験を個人のものとして終わらせることなく、海外へ行く方々、帰国する方々と情報を分かち合い、子どもたち の教育、さらには子どもたちを取り巻く社会の在り方などを共に考えることを活動の目的としています。
設立当時は、日本の学校文化を知らずに帰国した子どもたちを温かく迎え、海外での体験を評価して受け入れる学校はごく少数でした。 母国での適応に苦労する子どもたちを見て、日本の学校の現状を知り、子どもたちのために何かしなければという 思いが活動の原点となりました。こうした思いを込めて発行した「高校案内-母親が歩いて見た学校案内」が評価され、活動の趣旨に賛同した企業が支援してくださるようになりました。
海外で異文化と出会った子どもたちが、帰国後もその体験を活かし、国内で育った子どもたちとそれぞれの良さや違いを尊重し ながら伸びやかに成長していくことを願って活動を続けています。